セルビッジデニムとは?経年変化が美しく育つ理由を探る

セルビッジデニムとは?普通のデニムとの違い

結論から言うと、セルビッジデニムの魅力は「生地端の始末」そのものではなく、それを生み出す織機の“遅さ”にあります。セルビッジ(selvedge)とは、生地の端がほつれないように織り込まれた「耳」のこと。もともとは旧式のシャトル織機で織られた狭幅の生地に自然と生まれる構造で、量産型の広幅織機にはない手仕事の痕跡が残ります。

なぜ経年変化が美しく見えるのか?織り方に隠れた秘密

シャトル織機は現代の高速織機に比べてゆっくりと、糸にゆとりを持たせながら生地を織り上げていきます。このゆっくりした工程が糸の張り方にわずかなムラを生み、生地全体に立体感のある凹凸をつくります。穿き込むほどに色が落ちていく過程で、このムラが独特の陰影として浮かび上がるからこそ、同じ一本でも自分だけの色落ちが育っていくのだと思います。

5本のデニムを育てながら思うこと

僕自身、いま育てているデニムは5本になりました。穿き込むほどに色が変わっていく過程は、生き物を育てているような感覚に近いものがあります。以前、大阪・堺を訪れた際に、火縄銃づくりに使われた鉄の話を聞く機会がありました。手間と時間をかけたものだけが持つ「経年変化」という価値は、鉄も生地も変わらないのだと、そのとき強く感じたのを覚えています。

まとめ

  • セルビッジデニムは、生地端の始末方法ではなく、旧式織機のゆっくりとした織りが生む「ムラ」が経年変化の美しさの正体
  • 職人の手による丁寧な工程の積み重ねが、時間をかけて育つ価値をつくる
  • モノを「育てる」という視点は、デニムに限らずものづくり全般に通じる考え方

プロモーションの企画営業の仕事をしていても、じっくり時間をかけて育つ価値の面白さは変わりません。真剣に、緩く、楽しむ。デニムもまた、そんな生き方を教えてくれる相棒です。

参考文献

ONOMICHI DENIM PROJECT「セルビッジデニムとは?」

テキスタイルネット「旬!国産 セルビッチ デニム」

日本デリバリーサービス「セルビッチデニムとは?特徴と楽しみ方」

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