TOFU STORY

一丁350円と、その4倍。
豆腐の値段はなぜこんなに違うのか。

運命の出会いと、頑固親父からの強烈な洗礼

すべての始まりは、姪っ子と甥っ子への手土産を商店街で探していた、ごく日常的な出来事でした。
ふと立ち寄った豆腐店で豆乳プリンが目に留まり、ちょうどいいと思って購入しようとした時のことです。
視線を横に移すと、一丁350円の豆腐が置かれており、
さらにその隣には4倍の価格、約1400円がつけられた異常な高級豆腐が鎮座していて、
雷に打たれたような衝撃を受けました。

思わず店主に「なかなかええ値しますね」と声をかけたところ、
「兄ちゃんみたいな人にほんまの豆腐の味はわからへんねん」と、鼻で笑われるように言い放たれました。

カチンときて「ほんまの味とは?」と食い下がると、そこから店主の熱狂的な豆腐論が1時間も続きました。
正直、言葉の半分以上は聞き取れませんでしたが、最後に言われた
「色んな豆腐屋さんで豆腐食べたら味わかってくる」という一言が、私の心に強烈な火をつけました。

圧倒的な行動力と、現場主義の徹底

店を出た瞬間、20代で独立し修羅場を潜り抜けてきた起業家精神と探究心が完全に爆発しました。
すぐさまグーグルマップを開き、「大阪 豆腐屋」と検索して狂ったようにピンを立てまくりました。

たった1週間のうちにピンを立てたほとんどの豆腐店を自らの足で回り、
買いあさり、食べ比べるという異常な行動に出ました。
食べ歩くうちに「お豆腐の味の違い」が明確に舌で理解できるようになり、私の探求はさらに加速しました。

表面的な知識では満足できず、
豆腐の命であるニガリの商社に直接アポを取って訪問し、現場の生々しい話を伺いました。
さらに町の豆腐屋さんに頼み込んで1日見学させてもらい、
豆乳屋さんにも足を運んで徹底的に業界のリアルを吸収し続けました。

現場での過酷な労働と、シンプルゆえの底知れない難しさ

見学だけでは飽き足らず、私はついに量産型の豆腐工場に入り込み、
約2ヶ月間、実際に汗と泥にまみれて製造現場で働きました。
そこで見たのは、きれいごとでは済まない過酷な労働環境と、職人たちの命がけの仕事風景でした。

同時に、自宅でも自ら豆腐作りに何度も挑戦しましたが、
結果は全戦全敗で、一度としてうまく固めることすらできませんでした。
大豆の品種、豆乳の濃度、ニガリを打つ絶妙なタイミング、そしてかくはんの技術。
豆腐はこれ以上ないほどシンプルな食べ物だからこそ、ごまかしが一切効かず、気が狂うほど難しいのです。

しかし、思い通りにいかないこの理不尽な難しさが、
私の探求心をさらにしげきし、どうしようもなく楽しくて仕方がありません。

業界の闇と、クリエイターとしての使命感

足を棒にして町を回り、工場で働いたことで、私は豆腐業界の残酷な現実を肌で知りました。
マップにピンを立てた町の豆腐屋さんがすでに次々と閉店している現実。
深刻な人手不足と、労働環境の過酷さ。

普段、企画営業としてクリエイティブの力で顧客の課題を解決している私にとって、
この業界が抱える山積みの課題は決して見過ごせるものではありませんでした。
「これほど奥深く、面白い豆腐の世界に対して、自分に一体何ができるのか?」

強い使命感が芽生え、ただただ豆腐の新たな可能性を見出したいという熱狂的な思いだけで、今は突き動かされています。

独自の豆腐ブランド立ち上げに向けた野望

私は、机上の空論を語るだけの評論家になるつもりは一切ありません。商店街での屈辱、工場での過酷な経験、自宅での無数の失敗。すべての泥臭い経験を血肉とし、「豆腐で何かとてつもなくおもろいことがしたい」と本気で企んでいます。

近い将来、この熱狂と経験を詰め込んだ、誰も見たことのない独自の豆腐ブランドを必ず立ち上げます。職人のクラフトマンシップへのリスペクトを胸に、豆腐業界に新たな波を起こすのが私の使命です。

ブランド始動の瞬間に、誰よりも早く。

近い将来、独自の豆腐ブランドを立ち上げます。
動き出す前の今だけ、先行してお知らせします。

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