心理的安全性とは?結果を出すチームに共通する「土台」

心理的安全性とは何か──「仲良しチーム」との違い

結論から言うと、心理的安全性とは「無知だと思われても、失敗を認めても、反対意見を言っても、人間関係が壊れない」と信じられる状態のことです。Googleが2012年から約4年かけて行った調査「プロジェクト・アリストテレス」でも、生産性の高いチームに共通する最重要因子として名指しされました。仲が良いことや衝突がないこととは違います。むしろ健全な対立や率直なフィードバックが飛び交うチームほど、心理的安全性は高い傾向にあります。

営業と豆腐修行の現場で気づいたこと

私は普段、大阪のデザイン制作会社で企画営業を、そのグループ会社では組織づくりに関わる立場で私より遥かに優秀な方々とチームを組んで必死に向き合っています。豆腐ブランド立ち上げに向けて豆腐工場で約2ヶ月修行させてもらった時も感じたのですが、「これは違うかもしれません」と誰かが小さな違和感をすぐ言葉にできる現場は、後から大きな手戻りが少ないと感じています。

逆に、上下関係や忖度で本音が飲み込まれる現場ほど、問題が大きくなってから表面化しがちです。営業の提案づくりにおける同じ視点は、良い提案書と通る提案書の分かれ道でも書きました。

心理的安全性を高める、明日からできる小さな一歩

特別な制度や研修がなくても、リーダーの振る舞い一つで空気は変わります。会議の最初に自分の意見の弱点を自己開示する、部下の反対意見に「教えてくれてありがとう」と返す、失敗を報告した人を責めずにプロセスを一緒に振り返る。こうした小さな積み重ねが、少しずつ発言のハードルを下げていきます。効果を感じにくい場合は、1on1での発言量の変化などを簡易的に観察し、A/Bテストのように検証してみるのがおすすめです。

まとめ

  • 心理的安全性とは、失敗や反対意見を言っても人間関係が壊れないと信じられるチームの土台
  • Googleの調査でも、生産性の高いチームに共通する最重要因子とされている
  • リーダーの自己開示や「ありがとう」の一言など、小さな行動から高めていける

チームづくりも「真剣に、緩く、楽しむ。」の精神で――本気で向き合いながらも、肩の力を抜いて楽しめる空気こそが、心理的安全性を育てていくのだと思います。

参考文献

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