デニム生地の違いとは?織り方と糸で変わる表情の理由

デニム生地の違いは、何で決まるのか?

結論から言うと、デニムの表情を決めるのは「糸の太さ・染め方・織り機」の3つです。
同じ青い生地に見えても、この組み合わせで色落ちの出方も、肌あたりも、まるで別物になります。

穿き込むほどに自分のものになっていく感覚が好きで、気づけばデニムを何本も育てるようになりました。
その面白さの根っこは、実は生地の作られ方にあるんだと思っています。

織り方と糸で、デニムはどう変わる?

デニムは基本的に、斜めの畝(うね)が出る綾織りで作られます。
縦糸にインディゴで染めた糸、横糸に染めていない白い糸を使うため、糸の芯が白く残り、擦れたところから色が抜けていきます。

糸の太さや撚り(より)の強さが変わると、凹凸の出方が変わり、色落ちのコントラストも変わります。
ざらっとした表情が好きな人もいれば、なめらかな生地が好きな人もいる。ここは正解がなく、好みの世界です。

シャトル織機と現代の織機は何が違う?

古くから使われてきたシャトル織機は、ゆっくり織るぶん、生地の幅が狭く、端に「耳(セルビッジ)」ができるのが特徴です。
現代の高速織機は効率に優れ、均一な生地を安定して作れます。

どちらが上というより、ゆっくり織った生地には独特のムラや温かみが出やすい、という違いだと捉えています。
手間と時間をかけたものに宿る個性は、デニムに限らず、ものづくり全般に通じる話ですよね。詳しい色落ちの仕組みはセルビッジデニムの記事にも書きました。

職人の仕事は、どこに表れる?

生地を織る人、染める人、裁断して縫う人。デニムは多くの手を経て、一本のパンツになります。
縫い目の揃い方やステッチの力強さには、作り手の癖と誇りがにじみます。

私が豆腐づくりの現場で感じたのも同じで、見えにくい工程の丁寧さが最後の味や佇まいを決めるということでした。
akiokatatsuya.comでは、そんな「土地と手仕事に根ざしたものづくり」の視点を、これからも書いていきます。

まとめ

  • デニムの表情は、糸・染め・織り機の組み合わせで決まる
  • シャトル織機の生地は、ゆっくり織るぶん個性が出やすい
  • 見えない工程の丁寧さが、一本の佇まいをつくる

真剣に、緩く、楽しむ。
デニムも仕事も、その姿勢で付き合っていきたいですね。

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