セルビッジデニムとは?ゆっくり織る生地が育つ理由

セルビッジデニムとは? 結論は「ゆっくり織られた生地の端」

結論から言うと、セルビッジデニムとは、旧式のシャトル織機でゆっくり織られ、生地の両端がほつれないように折り返し状に仕上がったデニムのことです。
ジーンズの裾を折り返したときに見える、あの「耳」が目印になります。

効率だけを考えれば、今の織機のほうが圧倒的に速いはずです。
それでも遅い織機を使い続ける人たちがいる。そこに、ものづくりの面白さがあると感じています。

なぜ、ゆっくり織ると経年変化が違うのか?

一般に、シャトル織機で織られた生地は、糸に無理なテンションがかかりにくく、空気を含んだふっくらした表情になると言われています。
その分、色落ちにムラや立体感が出やすい、というのがデニム好きの間でよく語られる話です。

ただ、これは好みや条件によっても変わるはずなので、断言は避けておきます。
大事なのは、「速さ」ではなく「育つ余白」に価値を置く考え方があるということです。

職人のこだわりは、どこに宿るのか?

糸の太さ、染めの回数、織りの密度、縫製の糸の選び方。
どれも履いている人にはほとんど見えない部分ですが、数年後の表情にじわじわ効いてきます。

私は豆腐づくりの現場にも近い感覚を覚えました。
派手な工夫ではなく、見えない手間の積み重ねが、最後の「らしさ」をつくる。akiokatatsuya.comで何度も書いているテーマですが、デニムはその象徴のような存在です。

まとめ

  • セルビッジデニムは、旧式のシャトル織機で織られた、耳付きのデニムのこと。
  • ゆっくり織る手間が、生地の表情や経年変化の余白につながると言われている。
  • 見えない手間への敬意が、ものづくりの「らしさ」を生む。

真剣に、緩く、楽しむ。
育てるデニムのように、時間をかけて味が出る仕事をしていきたいなと思います。

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